自転車

必見!電動自転車の購入で失敗しない方法

こんにちわ。

最近は自転車の値段も高騰し、

もともと高額な電動自転車も10万円超えないと手が出せなくなりました。

そんな中で、

自転車整備士として19年間、自転車接客販売と修理を通じて失敗しない電動自転車の選び方をお教えします。

結論

大手メーカー以外を買わないこと!

これさえ守れば電動自転車の失敗の大半は避けることができます。

ここで言う大手メーカーとは、

  • ヤマハ
  • パナソニック
  • ブリヂストン

この3つを指します。

何故そう言うのか?

その説明をしていきます。

安価な電動自転車の特徴

安価な電動自転車には理由があります。

それは、

  • バッテリーの容量が少ない
  • バッテリーの寿命が短い
  • 自転車のパーツが安価
  • 故障などトラブル多い
  • 自転車屋での修理を断られる

これらの理由が挙げられます。

順番に解説していきます。

バッテリーの容量が少ない

バッテリーの容量ですが、

安く提供するため容量は8Ahのことが多いです。

10万円の価格帯の大手メーカーの電動自転車では、

ヤマハは約12Ahでパナソニックは16Ahになります。

安価な電動自転車は、

8Ahで大体30Km走行可能となります。

少しの買い物にはそこまで不便を感じないでしょうが、通勤や配達(ウーバーイーツなど)には向かないことになります。

また、

大手メーカーなら、

リモコンスイッチでバッテリーの残量が数字で細かく分かり、後何キロ走れるのか分かるのですが、

安価な電動では、

3〜5段階のメモリしかなく、いつバッテリーが切れるのか分からないのも見逃せないデメリットです。

バッテリーの寿命が短い

バッテリーの寿命は、

充電回数によって決まります

大手メーカーのものなら

700〜900回可能ですが、

安価な電動自転車では、

300〜500回です。

安価な電動自転車は走行距離も短く、充電回数も多くなるためバッテリーの寿命が早いです。

ちなみに、バッテリーは3万〜4万円します。

けして安くはありませんね。

尚、この充電回数を超えたから壊れるという意味ではなく、

走行距離が短く感じるようになる

ということです。

自転車のパーツが安価

基本的に、電動自転車には車体の重さに耐えられるように耐久性の高いタイヤやチューブを使います。

ですが、安価な自転車には通常のタイヤを使っています。

それ以外でも、

ハンドルは鉄で錆びやすかったり

ギア付きでもトラブルが多い外装タイプのギアだったり

ブレーキはバンドブレーキで音なりがうるさかったり

要は、

電動自転車用に耐久性のあるパーツを使ってません。

要は、

2〜3年のうちに高額な修理が必要になります。

バッテリーの寿命と合わせると、

3年位に寿命がきて、

買い換えるか?修理するか?

の選択を迫られることになります。

(勿論、走行距離や使用頻度によって変わります。)

故障が多い

自転車販売を通じて一番伝えたいことは、

安価な電動自転車は、

故障が多い

と言うことです。

アシストが効かなくなったり、スイッチがつかなかったり、モーターから異音がしたり等で、

大手メーカーと比べかなりの件数お問い合わせがあります。

電気系統のトラブルは、

自転車整備士でも即座に修理することはできず、

また大手メーカーと比べアフターの対応もしっかりしておらず、その間1〜2ヶ月お預かりになりクレームになることもしばしば。

通勤や通学で使う人が納得してくれるはずありません。

また、

大手メーカーならパーツを交換する際、パーツの取り扱いがなくなることはありませんが、

安価なメーカーは、

パーツを取り扱わなくなることもあり、修理そのものができなくなることも…

やはり長期で見たら、

大手メーカー品を買った方が間違いないでしょう!

自転車屋での修理を断られる

勿論、安くても自転車屋で電動自転車を買えば、修理そのものを断られることは少ないでしょうが、

通販で買った電動自転車は、

構造が独自のものになり、

自転車屋で修理を断られる可能性が高いです。

自転車屋も無理に修理をして、逆に壊してしまったら取り返しがつきません。

そんなリスクを負ってまで修理しないので、

通販で買った場合、

手に負えなくなる可能性があります。

まとめ

安価な大手メーカー以外の電動自転車は

上記の理由から長く使うことができません。

トラブルにより、

長期使えなくなったり、

数年で高額な修理がかかったりと。

これは、

しっかりメンテナンスを行なっていても

防ぎようがありません。

安心して乗りたい

長く乗りたい

伝統のある

大手メーカーを選んでください。

けして安いと言っても、

電動である限り、普通の自転車と比べ安くはありません。

値段だけに飛びついて、後で後悔しないように

気をつけてください。